睡眠の質は、ベッドによって大きく左右されるといっても過言ではありません。
昔は多くの日本人が布団で生活していたので、布団で育ったという人も多いと思いますが、
一部の調査では「日本人の約6~7割がベッドを利用しており、ベッド派が布団派よりも多い」という調査結果が出るほど、ベッドで寝るのを習慣にしている人が増えてきたというのが現状のようです。

あまり認知されていないかもしれないですが、ベッドで寝ることのメリットには下記のようなものもあります。
1.床から舞い上がるほこりや冷気を避けられる
ベッドのメリットは、床から舞い上がるほこりや冷気にさらされることが少ないことです。
花粉やハウスダストに対して敏感な人は、ベッドを使用することによって、ほこりによる不快感を軽減することができます。
冬場の冷気も、低い場所に溜まる性質がありますが、ベッドならある程度の高さがあるので、寒さで眠りが浅くなることを避けることができます。
2.収納スペースを節約できる
ベッドは、布団のように専用の収納スペースを確保しなくても良いので、その分、押し入れを他の生活用品のための収納スペースとして確保することができます。
ベッドを選ぶ際には、快適な睡眠を確保するためにいくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。以下の要素を参考にしながら、最適なベッドを選びましょう。

【寝姿勢と体型に合わせたマットレスの選択】
硬さ: 自分の寝姿勢(仰向け、横向き、うつ伏せ)や体型に合った硬さを選ぶことが大切です。たとえば、仰向けの場合は腰をサポートするために中程度の硬さのマットレスが適しています。横向きの人は肩や腰に負担をかけない柔らかめのマットレスが向いています。

素材: メモリーフォーム(低反発)やポケットコイル(個別に反応するスプリング)など、マットレスの素材にも違いがあります。自分の体にフィットする素材を選ぶことで、寝心地が向上します。

【ベッドフレームのデザイン】
サイズ: 自分の部屋のスペースに合ったサイズを選ぶことが重要です。シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングなど、用途や家族の人数に応じて選びましょう。
狭いベッドでは体が窮屈になり、寝返りや姿勢の変更がしづらいため、深い眠りを得ることが難しくなります。また、広いベッドには落ち着いてリラックスするためのスペースが確保できるため、精神的にも安定した睡眠が得られるでしょう。
高さ: ベッドの高さも重要なポイントです。低めのベッドは部屋が広く見えますが、立ち上がりやすさを重視する場合は、高めのベッドを選ぶと楽です。

【通気性と湿気対策】
マットレスやベッドフレームには通気性が良いものを選ぶことが重要です。通気性が悪いと、湿気や熱がこもり、ダニやカビの原因になります。特に湿度が高い地域では、通気性の良い素材や、マットレスの下に空間があるタイプのベッドフレームが理想的です。

【価格と品質のバランス】
高価格のベッドは高品質なものが多いですが、予算に応じてコストパフォーマンスを重視することも大切です。長期的な投資と考え、耐久性や保証内容を確認しましょう。

【アレルギー対策】
アレルギーがある場合は、アレルゲンの少ない素材や抗アレルギー加工が施されたマットレスを選ぶと良いです。また、カバーやシーツを頻繁に洗うことも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
快適な睡眠は心身の健康に不可欠です。しかし、まずは適切なベッドのサイズを選ばなければ、その効果は半減してしまいます。
一般的に、体の長さに少なくとも20センチメートル余裕があると良いとされています。そのため、自分の身長から20センチメートルを足した長さを目安にしましょう。
また、寝返りをよく打つ人は、幅が広めのベッドを選ぶと良いです。
まずはベッドのサイズを考慮し、そこからデザインや機能性等を絞っていくと、よりお目当てのベッドを探しやすいかもしれません。
ぜひ理想のベッドを見つけ、最高の眠りを手に入れましょう。